ひときわに明るくなりぬ盆の月夕闇に白粉花の紅滲む子蟷螂の鎌とてそっと触れてみる「売土地」の幟はためき百日紅 雲の峰まだ純白のユニフォーム 酔芙蓉の蕾 旅行から帰るまで、咲くのを待っていてほしい
大数珠を小さき手で繰る地蔵盆コーヒーの豆挽く音や秋立ちぬ 夕闇に白粉の花潜みたり 元の木を覆ひ尽くして凌霄花
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