2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ゆきあひの空に蜻蛉の羽透くる

赤とんぼゆきあひの空羽透くる 昨年、先生が倒れられて句会が休みになったとき、夏と秋の色混ざり合ふ空広し、という句を作っていたが、今年「ゆきあいの空」という言葉を知った 古今和歌集にもあるらしい 彼岸花土手に狐の雨が降る 野牡丹の散り敷く朝のみ…

新涼の庭に朝刊読んでをり

今年の夏はなんと長く暑かったことだろう 少し涼しくなったとはいえ、まだクーラーの風直撃の場所に座って気持ちいい アーケード薄日差し込む極暑かな 出かけ際、あんまりきれいなのでノボタンをぱちり 夫を待たせていた、いらちの彼、あわてて敷石の上にカ…