2009-01-01から1年間の記事一覧

河内野も大和も小春二上山

4ヶ月ぶりの句会 先生は少し話し方がご不自由のようだが、聞き取れないこともないし、しっかりとしておられてほっとした しかし、今日のなんと寒いこと!二上山の向こう側のふもとから来てくださる。投句だけの人も、いつもの出席の人もほぼ全員のメンバー…

パソコンの砂時計遅し十二月

所属する句会が12月から再開、との連絡が先日届いた 先生が倒れられて一ヶ月ほど後、退院されたご自宅に先輩のOさんとお見舞いした時はお元気そうだったけれど、内心はもう句会は無理かもしれないと思っていた、ご高齢だし。。 嬉しい誤算であるさて、普段…

膝に来る犬のぬくみや小六月

暖かいのか寒いのかわからない今年の秋 もう水仙が満開 三日月と木星寒し日暮るヽ 少し元気になるとじっとしていられない 今日は万博公園の国立民族博物館へ Nちゃんに会わないかしらと

時雨るヽも女五人の食事会

過日、義姉の招待で奈良のお洒落なレストランでフレンチのご馳走にあずかる とても美味しかったけれど、何かないととても自前ではと思う が、ホテルの食事を考えるとリーズナブル、などと下世話なこと 私の口にあっていただけかも シャンパンのグラス透かせ…

濁点の訛り小春の立石寺

東北といっても、秋田と山形とでは方言も違うらしい ご一緒したお友だち、これでも標準語のつもりと笑う 東北訛りを聞いていると、悪い人はいないように思えるのだ 山寺 毛越寺 湯治場の媼美し十三夜 鉛温泉 陸奥の紅葉降り積む堂の屋根 中尊寺 女湯より紅葉…

石蕗や母逝きし日の蒼い空

平成元年10月23日、本当をいうとどんなお天気だったかはさだかではない 翌年の同じ日、私が初めてゴルフ場にデビューした日がよいお天気だったのは覚えている 石蕗は私の大好きな花のひとつ だんだん冷えていく空気の中で、凛と背筋を伸ばして咲いている…

一木を倒し野分の朝かな

台風18号は我が家の大きく育ち過ぎたゴールドクレストをなぎ倒してしまった 下敷きになった草花たちもかわいそうだが、この木がとてもいとおしい 特にお気に入りだったわけでもない さくいミモザや合歓が無事だったのが何よりだけれど、そう思ってしまうか…

春日山うすむらさきの月のぼる

10月3日、新薬師寺 市内循環バスで、見ず知らずのおばさんとおしゃべりしていたら、車窓から、今まさに名月がのぼってくるところ!まぁ、なんという光景!おかしいけど、あたり一面が薄紫色だった。この写真は新薬師寺にて尺八とピアノのコラボ萩の寺境内…

長靴を借りて9月の砂丘行く

旅立つ日二上山に霧かかる旅立つというほどでもない、たった1泊の温泉旅行 久しぶりに『宴会係』をやってしまった 昔に比べてお酒には弱くなった、いくら飲んでも酔わないのだけれど、、、三朝大橋を渡って突き当たりのこじんまりとした良い旅館だった3年…

ベースボール子規忌間近のイチロー快挙

やったね、イチロー、すごい! 「開放感、逃げ出す開放感もあるけれど、達成できた開放感を味わっています」と忙しい1日だった たばこの売り上げを銀行に入金、集計して在庫調べ、次の発注、朗読の勉強会書き上げると何のことは無い 気が焦っているだけ 姉…

夏と秋の色混ざりあふ空広し

今朝から何度、ああしあわせなこと、と思っただろう コーヒーが入ったという階下からのコール、でも、目が回っているような気分で起きるのがつらかった また、いつもの吐き気と頭痛がやってくるのかと不安、上唇にヘルペスの予感、、 食パン半分とヨーグルト…

蜩のとぎれとぎれに山下る

久しぶりに二上山 我が家の周りでは蜩の声はめったに聞かない 写真を撮っている老夫婦(たいして私と変わらないだろうけど…)に名前を訊いたら 「おけら」と教わった もう少しするとアザミのような感じになるそう 飛蝗の脱皮・オリジナルもご覧ください 二上…

七曜を一度限りに蝉の声

今年は天候不順 晴れているとき、ここぞと一斉に鳴く蝉 ことに、朝早くからは迷惑千万 だが、この年に生まれてきた不遇の蝉たちを気の毒に思えば我慢、我慢 こんな感じ 雲の峰まだ純白のユニフォーム 8月1日はPLの花火の日、PL高校も甲子園出場を決めた日…

みだれ髪風吹くままにはまおもと

庭に出て、ふと感じる気配、振り向いて茂みの中にカサブランカがいくつも咲いているのを見つけたうれしさ! でも、俳句にはできなかった 梅雨晴や真白の雲の動かざり 初生りの青き榠樝を突いてみし ひょろりとした苗木を植えてから、まだ10年にならない。…

やや地味と思ふ日傘を賜りし

紫式部の花時ならぬ藤も1房西洋ニンジンボク 耳もとに蚊の近づきて縁暮るる 新聞を配るバイクや明け易し 何といっても梔子が好き♪ 夕闇に山梔子の花紛れもなし

同じ実を啄ばんでくれ枇杷の鳥

以前、Reiさんがこの青い花は?とお尋ねくださったのはロベリアという名前でした 忘れないうちに書きとどめておきます、 まだまだ元気に咲いてくれています 今年、合歓の花はとてもよく蕾がついてこれから楽しみ 風に揺れてゆらゆら咲いている様はとてもいい…

そそと咲くふてぶてしくもどくだみは

「どくだみを可憐と詠みし人思ふ」 浅井青陽子 う〜ん、可憐だと思うけどなぁ 共存してほしいけど、そのあたりにあった浜菊もテッセンも消滅してしまった だが、それはどくだみのせいばかりではないかもしれない 磯菊はがんばっている! 白妙菊の開花も間近 …

耳元に蚊の近づきて日の暮るる

家事は次から次とすることにきりが無いが、庭仕事も同じにきりが無い 不本意ながら芝が狭い庭を覆ってきている 以前にあったのが、どんどん伸びてきてしまって、もう、抵抗するのはやめにして芝刈りをする 今咲いているのはサツキだと思うが、よその庭で見る…

青嵐ぢっと動かぬ虫のゐる

私が俳句に興味を持ったのは、最初に社会人となったK社だった 今はもうない丸善石油の本社ビルにK社大阪営業所があって、社員食堂が一緒だった 丸善の社内掲示板だったろうか「句会 会員募集」を見て仲間に入れてもらったのか、何となく誰かと話をしていて誘…

ひそと咲く小花一輪木下闇

久しぶりに我が狭庭にユキノシタを見つけた 去年、咲いていただろうか・・・ 空木たちも咲き出した ハコネウツギは今年は花のつき具合が少々少ない 「ラ・グラスでございます」去年のホテルニューオオタニを思い出してにやり ゼラニュウムの類 名残のビオラ …

枳穀の実まだ青くして棘の奥

からたちの木も花も見たことがなかった Nちゃんに桂離宮の見学とともに連れて行ってもらった 東本願寺別邸「渉成園」枳穀邸 からたちの垣根があったことからの名称らしいが、そのからたちは少しだけ あんなに棘が大きいとはびっくりした! おかげで久々の◎〜…

ひょうきんな顔をならべて燕の子

調子は今ひとつ そういえば、このブログをはじめた1年前の春先も風邪をひいていた のどが猛烈に痛くて悪寒がして、これはいけないっと思ったのが先々週の土曜日 病院は休みだし、とりあえず、一番よく効く薬をくださいと、薬局の薬を飲み始める でも、やは…

燦然と朱塗りの社若緑

4月9日 平安神宮の枝垂れ桜は満開だった 朝寝する日の明るさも音もなし 竹箒さかさに立ててのどかなり 一人ボール蹴る少年日の永し ビロードのやうな若葉の幾重にも 若楓透かせて空の青さかな ご近所のとてもきれいな奥さんが、腹立たしげに箒で道路の落ち…

桜散る心の整理つかぬまヽ

桜咲くタイムカプセル開く如お彼岸の墓参りのとき東大寺三月堂(法華堂)にまわった 三月堂の仏像を収蔵庫に移す、とかいうニュースを何かで知ったから 仏さんはお堂の中で拝観するのがいい 外の明るさだけでお堂のなかの人工的照明のない、しんとした空気が…

ネオン果つ摩天楼に朧月

水草生ふ流れ早きに揺蕩へり 稜線に明るさ残し春日暮る

新妻の頬ふっくらと梅の花

梅咲ける遅速を比ぶ両隣 恋猫の声遠のきて月明かり 踏青や小さき花の目立ちたる

吹きすさぶ風満天の星修二会

石鹸の匂ふ路地裏春の宵 鶯の声諍いを中断す これは先生に○ももらえなかった句だけれど、どうしても書きとどめておきたく 頬紅をひと刷け刷いて春になる

眉月の暮れなずむ空余寒あり

新妻の頬ふっくらと梅の花 梅咲ける遅速を比ぶ両隣 恋猫の声遠のきて月明かり クリスマスローズは半日陰に植えつけると良い、と説明書きにあった 笑っちゃう! なんと、ガスメーターの下に植えたお馬鹿さん^^; 確かに、朝日は浴びて半日陰、他の場所に後で植…

かたはらに雪だるまあり露天風呂

観覧車2月の空は浅葱色 いつのまにかミモザがもうこんなに咲きだして、、、 1ヶ月も早い、、、 茎折れしまま咲いてをり水仙花 カフェテラス椅子のぐらつき余寒あり

春寒やうどんに七味どっと入れ

ここ2,3日は暖かい日が続く 北海道、帯広からの義兄の縁の母子と会った このくらいだと、半そでくらいでも大丈夫、と高校生の彼女は可愛く言った