2025-01-01から1年間の記事一覧

円空仏

円空の笑みと戒め冬ぬくし 門前の人の和顔や柚子給ふ 薄墨を大河に流し冬の靄 慎ましき水尾広がりて鴨番 人影無き冬田の畔のやはらかし 木曽川や渡船漕ぎ出づ冬の靄 対岸に渡船着くまで冬の靄 枯菊のなほ芳しき誇りかな 火鉢には母の手仕事鏝を差す 冬空の青…

暮の秋

握り返す指のぬくもり暮の秋 あくことなき雲の流れや暮の秋 病窓は高層ビルと秋の空

霜の夜

ナース室だけあかあかと霜の夜

立冬

11月7日 病食の温かき煮物冬に入る 向きあうて語りあひたる思草 日に透けてくっきり美しき桜蓼 仏舞たおやかに納む秋日和 のこる虫退院の我を待ちしかな 病窓に11月の風入れる

有明の月

有明の月逆さまのうさぎかな 籾殻焼く煙と匂ひたなびけり

十三夜

一人占めビルの谷間の一三夜 雲はれて鵯(ひよ)一番に飛び出せり 木の実落つ去年は夫と歩きし小径(みち)

病床にて

気がつけば足組んでいる骨折を忘れし今朝の窓は青空 朝食のちさなオムレツケチャップでハートを描いて退院間近

「河内野」11月号

今年は3月からしばらく投稿もしていなかったが、夏ぐらいから句誌に投稿にするようになった。3ヶ月後に俳誌に載る。でも、10月末は投稿できなかった。 虫喰ひの葉も活けてあり盆祭 無花果やちちははの家なつかしき 在りし日の良きことばかり初盆会 生きもの…

秋晴や大ガラス窓曇りなし

病窓の刻々変はる秋の雲

入院してると退屈でしょう、と言われるが,私って遊びの才能あるみたいで、何でも楽しむことができる😊 都会のビルと空だけど、眺めているのが楽しい。 あんまり変わらない時もあるけれど、刻々と変わる時もある。

のつと落つビルの谷間の秋夕日

何年ぶりになるのでしょう、このブログ! 今日から、また、俳句を作ろうと思います。 病窓のビルの谷間の天高し 人の痛み怪我をして知る秋の風